Rakuchikai International ・・・ Introduction of Traditional Japanese Tea Culture
つくば と 水戸で お茶の教室を運営する 楽知会 (主宰 石光宗眞) のブログから 国際交流に関する情報を "楽知会インターナショナル"として独立させました。日本の伝統文化・ 茶道 を紹介しながら 海外の方々との交流を試みる 楽知会の取り組みを発信していきます。
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それを聞いて「エ~~~!!!???」と目をまん丸にしてビックリしたのが担当者です。 「調べます。 他にも同様のことをおっしゃっている方がないか 参加して下さった全員に聞き取りをして下さい。」と言われました。
聞き取った結果、 そのほかに もう一組が「キングサイズのダブルでした。 でも、ベッドのスプリングがいいんだか何だか、 隣の人の振動は全く伝わってこないんですよね。 さすがだと思いました。」とベッドのタイプに関しては同様のことをおっしゃいます。
一カ月半ほどして、旅行社から調査結果が報告されました。 「記録をトレースしてみましたが、こちらで部屋を手配するときには間違いなくツインの部屋を依頼しました。 ホテル側にも問い合わせて 部屋番号とお部屋のタイプを照合してもらいましたが、 間違いなくツインであるという返事がきました。」
ウッ??? どういうこと?
そのような出来事も過去の話となり、 記憶の片隅に追い遣られかけた最近になって「ジャーマン・ツインベッド」なるベッドタイプの存在を知りました。 大きな1枚のヘッドボードの前に これまた大きなベッドのフレームが1つ置かれ、その上に2枚のマットレスが密着するようにのっています。 掛け布団は2組。 畳の上に敷布団を2枚くっつけて置いた状態が ベッドの上に展開されていると思ってください。
私たち日本人が見ると ダブルベッドにしか思えませんが、ヨーロッパでは これも立派なツインになるそうです。
ジャーマンツインの必要条件は、フレームが1つか2つかの問題ではなく、マットレスが1枚か2枚かということなのです。 ジャーマンという言葉が示しているように、このタイプのベッドはドイツのほか、文化的にドイツの影響を強く受けている国々でよく見られるとのことでした。
こうなってみると、日本の旅行社が「ツインの部屋」を手配するべく指示を出し、プラハのホテルが指示どおりに「ツインの部屋」を用意していたことに間違いはなさそうです。 そして私たち自身も 見たまま・体感したままを 正直に述べていたことに・・・・・。
(隣の人の振動は伝わってこないはずですよ。 だってマットレスは2枚に分かれていて、自分の陣地は確実に確保されていたのですもの。)
旅行社も現地のホテルも私たちも 正直に真実を述べていただけに、 調査結果を聞いて「落ち度はなかった」と胸をなで下ろした業者がいる一方で 「ウソ~! あれのどこがツインなのよ!!」と思った私たちがいます。
ツアーのパンフレットを見ていると「お部屋タイプはお任せ下さい」という一文を しばしば目にします。 それを明記しておかなければならないほど ヨーロッパでは この種の行き違いが多く、 かつ 回避が難しいということなのでしょう。
教訓
実はトリノでも 最初に宿泊予定だったホテルでは 全員に同じタイプのお部屋を用意することができなくて、出発間近になってから 別のホテルに変更になりました。 ヨーロッパでは 日本人が考えているようなツインのお部屋が思いのほか少ないために 確保がとても難しいことを 私たちも心得ておく必要があります。
でも、アテネでは 同様の問題が起こる可能性を少しでも減らすよう 「two-bedded room を○○室手配して下さい」と 表現を変えて依頼してみようと考えています。 さて、どのような結果が得られますか・・・・